特長
- スピードのエアープレス、パワーの油圧プレスの長所を合体した省エネ設計です。
- エアーで油圧を作動させるエアーハイドロブースター機構により驚きの低エアー消費量。
- 油圧ポンプを使用していないため、長時間の加圧が可能です。
- オプションの荷重管理装置(ロードセル)との組み合わせにより品質管理と同時に加圧力制御が可能です。
仕様
型 式 | ALP-10C | |
出力 *1 | 15.5~92.6kN | |
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ストローク | max100mm | |
パワーストローク*2 | max10mm | |
オープンハイト | 315mm | |
リーチ | 180mm | |
シャンク寸法 (穴径× 深さ) | Φ32H9×45mm | |
エアー消費量 *3 | 27.6L(ANR) | |
電磁弁皮相電力(起動/励磁) | 11.2/6.8VA | |
一次側配管口径(PT) | 3/8 | |
電源 | AC100V 50/60Hz | |
本体サイズ | 全高 | 約1100mm |
全幅 | 約510mm | |
奥行き | 約920mm | |
質量 | 約550kg |
*1 エアー圧力:0.2~0.5MPa時。(ブースタシリンダ圧力0.1~0.5Mpa時 *下記出力表参照)
*2 パワーストロークとは、最大ストローク内で実際の出力が発生する距離を表します。
*3 エアー消費量はエアー圧力0.5MPaにて、ストローク50mm・パワーストローク2mm)運転時の計算値です。
寸法図
プレス出力表
動作原理
アプローチ(下降)
両手押しボタンスイッチを押すと、電磁弁SV-1が動作しポート(P1)より給気されアプローチシリンダが作動し、油がポートP2→P3→P6→P7と送り出されラムは下降します。
この時ラムにかかる油圧力は、空気圧と同じです。 *ストロークはMax100mm
増圧動作
アプローチにてプレスラムが下降しますと、プレスホールドセンサが動作し、電磁弁SV-2が動作しポート(P4)より給気されブースタシリンダが上昇し、ポート(P3)を閉じてポート(P6)(P7)およびメインシリンダ内の油圧力を増圧いたします。 ラムは増圧された 油圧力で高出力で下降します。
高出力ストロークはアプローチストローク(Max100mm)内の10mmです。(ブースタシリンダが動作すると、以降のストロークはMax10mmです。)
タイマーの設定時間に達すると、ラムは上昇します。
上昇動作
タイマーのセットアップで、電磁弁SV-1・SV-2が同時にOFFになり、ポート(P8)(P5)より給気されブースタシリンダは下降し、ラムは上昇します。
ラムシリンダの上昇により、油がポートP7→P6→P3→P2と送り出され、アプローチシリンダに油を戻します。
電気回路図(PLCタイマーBOX)
オプション
- 電磁弁電圧変更
標準品はAC100V仕様ですが、異電圧、DC電源への対応もできます。 - 指定色
- 非常スイッチ
上死点復帰して停止します。 - オーダーメイド製作
- 荷重管理装置(ロードセル)
必ずお守りください
事業者の責任
労働安全衛生法では、エアープレスは動力プレスと称されています。
このプレスの使用者である事業者は以下の義務が課せられています。
安衛施工令第6条7項
プレスを5台以上有する作業場でプレス作業を行う場合は、「作業主任者」(プレス機械作業主任者技能講習修了者)をおかねばならない。
安衛則134条3
年1回以上定期的に有資格者による「定期自主検査」を行わなければならない。
エアープレスは構造規格に該当しないものであっても、曲げ,抜き,カシメ等の用途で使用されれば動力プレスであると判断されます。
点検の指針が存在しないため、労働安全規則第134条3項一~九の該当する項目の自主検査を行ってください。
危険 | この機械は動力プレス機械構造規格に付帯する安全装置は含まれておりませんので、 必ずお客様で安全確保及び安全装置に関わる十分な配慮をした上でご使用ください。 |