”万能試験機では値段が高すぎる。でも、コストを抑えながらもある程度の精度は必要だと考える。
そんなお客様に弊社では、簡易的で汎用性の高いエアー加圧試験機をご提案いたします。”

〔使用用途例〕
・疲労・耐久試験、破壊試験
 対象製品:パック、チューブ、金属、ゴム、樹脂、接着部強度確認等

・粉体成型
 対象製品:錠剤成型

・圧搾
・リチウムイオン2次電池
・燃料電池

製品特長

① 長時間加圧が可能

弊社独自の低摩擦シリンダを採用することで、従来油圧シリンダやサーボシリンダでは、難しいとされていた、滑らかで安定した長時間加圧が実現できる加圧試験機を準備。
一般的には長時間加圧すると、油圧シリンダではモータが持続して回転することになり、 油温が上昇しシールなどを傷めます。サーボシリンダもサーボモータに継続的な負荷がかかることになります。


② 幅広い荷重領域での加圧試験が可能

弊社独自の低摩擦シリンダにより低荷重領域から高荷重領域まで幅広くご利用いただけます。
従来のシリンダでは、決められたエアー供給圧力の範囲内でしか使用できないという制限がありましたが、シリンダチューブ、シール構成、使用するグリースに至るまで、摩擦抵抗を軽減するための試行錯誤を経て、幅広い荷重範囲での加圧を可能としました。

③ 環境に配慮

エアーシリンダを使用しているため、試験片に加圧をしている間はエアーをほとんど消費せず、ランニングコストを低く抑え環境への負荷が少ない加圧試験機です。
また、空気圧が1MPa未満のため、高圧ガス保安法の対象外となり届出も不要です。

④ 騒音に配慮

シリンダの加圧中はほとんど動作音がせず、シリンダ復帰時のみ若干排気音が出る程度です。
お客様の使用環境に合わせてご配慮いたします。
*コンプレッサの動作音は含んでおりません。

⑤ 簡単なメンテナンス

油圧ポンプや油圧回路を使用しておらず、エアー加圧試験機特有のシンプルな回路構成の為、面倒な作動油の交換、廃油処理等の手間が省けます。

⑥ コストパフォーマンスの追及

油圧加圧試験機やサーボ加圧試験機と比較して、エアー加圧試験機は一般的にコストを低く抑える事ができます。広く知られた一般的な技術を用途に合わせて見直し、磨き上げる事によって、エアー加圧試験機は誕生しました。

⑦ 高い汎用性

用途は加圧試験機に限らず、量産ラインへの転用も可能です。オーダーメイドで製作する為、ご要望に合わせて柔軟に対応可能です。

⑧ 荷重の再現性・追従性に効果

シンプルでありながらその荷重の再現性と追従性は非常に高く、設定された荷重での加圧中の荷重のふらつきはほとんどありません。
*試験片が歪んだり、収縮する際の荷重の変動はあります。

⑨ お客様のニーズに合わせて製作

用途・仕様・コスト等、お客様のご要望をトータルでサポートさせていただきます。外形寸法や安全対策など詳細につきましても、迅速かつ丁寧に対応させていただきます。